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和歌山県 紀の川市 介護施設 認知症 高齢者 暴行容疑

和歌山県 紀の川市 介護施設 認知症 高齢者 暴行容疑

 【衝撃事件の核心】

 高齢者が安らぎを求めて訪れるはずの介護施設で許し難い行為が続けられていた-。今年2月以降、和歌山県紀の川市の介護施設に通う認知症の高齢者を殴ったなどとして、介護福祉士や運営会社の経営者の男ら3人が暴行容疑で相次いで逮捕された。和歌山県警岩出署は暴力行為が常習的にあったとみて捜査を継続中だ。一方で、暴行は何度も繰り返されていたにもかかわらず、なぜ防くことができなかったのか。専門家からは「認知症の高齢者の世話はストレスとの付き合い方が難しいうえ、閉鎖的な施設だと暴行が起こりやすい環境にある」と指摘する声も上がる。(田中俊之)

 ■空き家を借りて施設運営

 紀の川市貴志川町にある株式会社「きずな」が運営する介護施設「デイサービスセンターほたる」と「デイサービスセンターほたる皐月(さつき)」。いずれも住宅街にあり、空き家を借りて施設を運営している。両施設間で職員の行き来はあり、計約10人が通所者の食事や入浴の世話、レクリエーションなどを行う。

 事件が発覚したのは、今年2月初め。認知症の通所者を殴ったとして、暴行容疑で介護士の北浦一樹被告(25)=暴力行為法違反罪で公判中=が逮捕された。起訴状によると昨年4月26日、施設内で、入浴させる際に服を脱ぐのを嫌がった認知症の女性(88)の顔や頭を平手打ちしたとしている。

 暴行を目撃した施設の関係者らが昨年11月初めに紀の川市に通報したのが端緒となった。その後、平成22年3月下旬にも、おむつの交換や食事を嫌がった通所者の男性=当時(81)=の頭を平手で殴ったなどとして北浦被告は再逮捕された。

 また、別の男性介護福祉士(28)=暴行罪で罰金30万円=も暴行容疑で逮捕された。22年4月初め、この81歳の男性の頭を平手打ちし、体をいすに押さえつけたとされる。

 さらに、施設トップまでもが逮捕される事態に。暴行容疑で逮捕された運営会社の社長、松田崇被告(33)=暴行罪で起訴=は、認知症で全盲の通所者の男性にビーチボールを投げつけたとされる。3月2日にも、22年4月に施設内で通所者の男性(79)の手をつねる暴行を加えたとして再逮捕された。松田被告は「身に覚えがない」といずれの容疑も否認している。

 ■男性スタッフは2人のみ

 「ほたる皐月」で働く女性介護士は「現場で働くスタッフは逮捕された2人以外は全員女性で、みんな仲良くやっていた。2人とも仕事で悩んでいる様子もなかった」。ただ、「今思うと、昨年末くらいから2人の様子が少しおかしいとは感じていた。そわそわしていた。警察の捜査が及ぶことを察知していたのかもしれない」と振り返る。

 一方で、社長の松田被告については、「昔は施設に来ることもあったが、介護に携わることはなかった。最近は現場に来ることも少なくなり、本来の社長業に専念していたと思う」という。

 近くに住む農業の男性(64)は「ここに介護施設があるのは知っていたけど、中がどんな様子かまでは知らなかった。事件のことは驚いたとしか言えないね」と話した。

 ■暴行が起こりやすい条件に合致

 「抵抗できない認知症のお年寄りに手を上げるなんて許されない」と、捜査関係者からは憤りの声があがる。しかし一方で、専門家は「暴行は許されないことだが、介護施設は虐待が起こってもおかしくない状況にある」と指摘する。

 事件を重く見た和歌山県などが3月末、介護関係者を対象に緊急の研修会を開催。関西国際大学教育学部教育福祉学科の山本秀樹准教授(対人援助技術)が講演した。

 山本准教授は高齢者への虐待が発生する要因として、外部の目が入りにくく密室性がある▽介護者と要介護者に力の差がある▽介護者にストレスがあり、介護に肯定感を持てない-などを挙げた。今回の「ほたる」での事件は、このいずれの条件にも当てはまっていたといえそうだ。

 介護関係者によると、公立などの大型の介護施設では、研修生などの受け入れもあり、外部の監視も入りやすいが、「ほたる」のような小規模施設だと職員間の緊張関係もなくなり、密室性が強くなっていく。さらに、大規模な施設では重度の認知症を抱えるお年寄りは受け入れを拒まれることがあり、小規模の施設が引き受けることが多いという。

 別の施設で働く和歌山市内の女性介護士(24)は「重い認知症を持つお年寄りの介護を繰り返すうち、どうしても精神的に疲れてしまう」と打ち明ける。

 ■認知症介護の現場は“4K”

 山本准教授は「虐待発生の背景には、職員個人の要因より組織的な問題による要因が強い」として、経営者に対し職員が相談できる窓口を作るなどの環境整備を訴える。

 確かに、介護職員の離職率は非常に高い。厚生労働省の雇用動向調査(平成22年)では、全国のすべての職種での離職率14・5%に対し、和歌山県内の介護職員は26%となっている。

 認知症介護の現場は、“3K”とも“4K”とも表現されており、「きつい、汚い」に加えて「きりがない」などとも。和歌山県長寿社会課によると、要介護者の増加とともに県内の介護施設は増え続け、訪問介護事業所を含めると4千を超えるが、「施設の増加と離職率の高さで、職員の質の充実が追いついていない」という。

 和歌山県内では3月、和歌山市に隣接する海南市の市立の老人ホームで、職員が認知症の高齢入所者に対し、入浴時にホースで水をかけたり暴言を浴びせたりするなどしていたことも発覚している。県や市に送られたDVDの隠し撮り映像には、浴室のホースで水をかけられ「冷たい」「痛い」と訴える入所者の声や、職員の「やかましい」などの暴言が記録されていた。

 事件発覚後、「きずな」が運営する2つの介護施設のうち、1つは閉鎖に追い込まれたが、「ほたる皐月」では現在も数人の通所者がおり、お年寄りの介護を続けている。高齢の要介護者に対する暴行や虐待行為は厳しく糾弾されるべきだが、それを防ぐためには、介護する側の働く環境の改善にも目を向ける必要がある。



http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120414-00000521-san-soci
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[ 2012/04/14 14:50 ] その他 | TB(0) | CM(0)
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