中学の技術科(技術・家庭科)の授業は学ぶ意義があるのか!

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サッチャー 日本 山形 女性リーダー

サッチャー 日本 山形 女性リーダー

【杉浦美香のさくらんぼ白書】

 女性リーダーが少ない日本。首相はもちろんのこと、都道府県のトップである知事をみても北海道、山形、滋賀と3県しかいない。歴代を振り返っても6人。全国の首長の中で女性が占める割合はわずか約1・5%だ。本紙4月2日朝刊を皮切りに5回にわたって掲載された「The リーダー 第3部 サッチャーのいない国」は日本でなぜ、女性トップがこれほど少ないのかを考察した。ここ山形の地で、女性トップについて考えてみたい。

■東北初の女性知事

 東北初の女性知事である吉村美栄子氏をぬきにして、このテーマを語ることはできないだろう。この企画のために、1時間を超えて吉村知事をインタビューする機会を得た。まず、その一問一答をお示ししよう。

 ーーリーダーの資質をどう考えるか

 「まず強い意志、信念をもっていること。2番目に判断力、決断力 3番目に統率力、4番目にどのようなことがやるにしても、根底に人間愛がなければならない。5番目に希望を持たせる、与えられるということが大事だと思う」

 ーー女性知事ということで注目されていますね

 「47分の3しかいないわけですから。それだけ注目される。利点だと思っている。吉村美栄子が注目されるということは、ひいては山形が注目されることになるわけだから」

 ーーなぜ、日本には女性の議員や知事、トップが少ないのか

 「1つは個人の意識かと思う。何が何でも社会の先頭に立って役に立ちたい、という意識に女性がならない。でも、それは変わってきていると思う。教育でも、男女ともに家庭科を学んできた。その人たちが社会で活躍するとき、その時に社会が制度や仕組みがついていかないというのはかわいそうだと思う。

 2つ目はロールモデルが少ない。私が知事となって、毎日テレビや新聞などメディアに登場するようになった。子ども知事室で来た子どもたちに将来は何になりたいの、と聞くと女性知事になりたい、女性の総理大臣になりたいと言ってくれたりする。男女ではなく、可能性は何でもありだよ、というロールモデルが大事だと思う。

 ロールモデルを作るのが私の一つの使命だと思っている。女性部長も誕生させた。農業委員に女性が増えてきた。教育委員も一つの町だけがまだだが、女性の委員がいる。

 3つ目は、社会の仕組みをいろいろ整えてあげることが大事かと思う」

■トップダウンか調整型か?

 もう少し、知事との一問一答を紹介する。

 --(女性を増やすための)クオータ制(人数割当制)などが北欧などで行われましたが

 「北欧などは進んでいる。意識的に社会的仕組みを作った。行政書士時代、中国からお嫁さんに来た人と話したとき、中国では(男女が)平等だと言っていた。それはなぜかと聞くと毛沢東が男女平等と言ったからだったと答えた。社会制度をバンと作ってしまうと全然違う」

 --日本ではどうでしょうか

 「日本は民主主義なので考えながらやっていかなければならない。だから、バチっと決めてしまうのは難しいがみんなでそういう方向に持っていくのが大事だと思う」

 --知事としてやることは可能ではないか

 「可能だが反感があるような気もする。自然の流れで持っていくことが可能かと。ただ、その方向を明示していかなければならない。私が就任してから、(委員などの)役職の更新の時にこれまでは弁護士だったといわれた場合、司法書士まで広げれば女性もいますよ、とか具体的に指示し、地道にきちんと進むようにやっているところだ」

 --大阪の橋下市長のような上から変えるというやり方は

 「あの手法が山形であうのか疑問。大阪と山形の風土は違う。山形は東北なので、しっかり地に足をつけて県民の幸せを考えていくのが大事。人間本意で政治をやっていきたい。橋下さんは制度を変えようとしている。

 復興を考えなければ。日本全体が被災地に寄り添わなければならない。そんな時に中央がおかしくなると、復興はどうなるのかと非常に懸念している」

■ガラスの天井

 --地方から変えるということで、滋賀の嘉田由紀子知事が未来政治塾を始めました

 「注視しているが、本県は東北の一員で、被災地に人的支援を行い、1万人を超える避難者も受けいれている。その方々に寄り添って復興していかなければならない」

 --グラスシーリング(女性のキャリアアップを阻む見えない天井)を感じますか

 「大学進学で親戚の反対もあった。嫁ぐんだから必要ないということだったのでしょう。私自身は感じなかったが当時はあった。ただ、高校も女子校で女子大(お茶の水大)で、全く感じなかった。サッチャー英元首相もクリントン米外相も女子大だったでしょう。就職もリクルートで、男女は区別はするが差別はしないという会社だった。それが気に入って入った。

 ただ、銀行に勤めた大学の友人は、名刺を作ってほしいと上司に頼んだら、女子行員に名刺はいらないと冷遇されたと聞いた。女性は結婚、出産、育児。退職しても職場に復帰できるかどうかとても大事。

 介護もそう。女性校長先生が退職1年前にやめた。理由は介護。男性が介護で退職するとは聞いたことがないでしょう。女性だけが介護するのではない。社会全体で育児も介護をしないと」

■ライフサイクル

 --結婚されてからは専業主婦に

 「夫が家庭にいてくれという人だったから。不満が特別あったわけではないが私、働くのが好きなんですよ。子育ては楽しかったのですが、社会の結びつきが大事と思っていた。夫はそれをわかっていていつも鼓舞してくれた」

 --目指す政治家は

 「政治家になりたいと思っていたわけではないから、特にないんですね。ただ、政治は大事と思って、20歳以来、選挙を棄権したことはないんですよ。ただサッチャー(英元首相)さんとか市川房枝さんとか。自分だけの強い信念を感じる。とても気になる」

 --涙を人に見せないと伺いましたが

 「泣かないですねえ。当選したときも。勝つつもりでいたのですから。(当選後)、息子が(ある)女性から、鬼のような顔をしてくれと言われました。それを聞いて私は強さを求められていると思った。

 できるだけ、私は鉄の女にならなきゃいけないと思っている。できるだけね。弱くてはだめだと思っている」


■勝ち犬?

 県政うんぬんではなく、一人の女性としての生き方を考えてみる。

 働きざかりの夫を若くしてがんで亡くし、夫の両親との同居を続けながらの子育て。そして、選挙にこわれて知事に。

 純粋なキャリアアップとは違う。無礼を恐れずに書けばある意味、「たなぼた」的なキャリアアップだったといえるだろう。だが、いろいろな偶然が重なったとはいえ、吉村氏自身の生き方がそれを引き寄せたともいえる。

 リクルートという男女平等の働き場としてシンボル的な企業に就職しながら、夫と夫の家族にこわれて仕事をやめ、専業主婦に。しかし、子育て中に行政書士の資格をとる。働きたいと思い続け、社会との関わりを求め続けてきた。

 少し前になるが、エッセイイスト、酒井順子氏の「負け犬の遠吠え」という本を覚えているだろうか。

 どんなに美人で仕事ができても30代以上で未婚、子なしは「負け犬」、普通に結婚した女性は「勝ち犬」と定義した。本ではキャリアアップの理想型として元国連難民高等弁務官、緒方貞子さんをあげていたが、吉村知事は選挙で誕生したとはいえそれに匹敵するかもしれない。知事を分類してしまうのは恐縮だが、そういった意味では超レアな「勝ち犬」といえるだろう。

■フラット化する社会での女性リーダー

 今回の企画取材で、さまざまな人にインタビューした。山形を代表する経済界の方にも話を聞いた。

 知事誕生の大きな後ろ盾となった平田牧場の新田嘉一会長(78)は「混迷している世界で、男性は右左向いてどっちも向かないが、女性は右といったら右だから」と評価する。

 前知事の対抗馬として会った最初の印象は「普通のおばちゃん」だったが、「天性の才能があった」とする。

 リーダーとしての素質で求めるのは「結果を出すこと」。「政治家も事業経営者も最後は結果ですから」という。

 食品スーパー、ヤマザワの会長、山澤進氏(72)は、リーダーの資質は「性別ではない。必要なのは決断力、実行力」としたうえで、特に反対されたり批判されたとしてもそれに耐え、実現できる実行力を重視する。その判断材料としては、人件費をどれだけカットできるかをあげた。

 山形県の新年度当初予算の一般会計支出の中で、人件費が占める割合は26・37%にのぼっている。

 山形銀行の長谷川吉茂頭取(62)は「フラット化する社会では女性リーダーの方がいい」と持論を展開する。2013年には新興国の経済規模が先進国を上回る(IMF統計)という。世界のリーダーは米国一国の時代は終わった。そんな中、男は自我を主張して支持を得られないが、女性は適当に仲良くしましょう、調整力やコミュニケーション力で支持を得られるというのだ。

■戦いの日々

 リーダーの企画の中で、経済コンサルティング会社「プロノバ」社長、岡島悦子氏は「出るくいは打たれる」企業風土の中で、女性たちは仕事中は普段より声のトーンを低くするなど男性社会に順応しつつ、男性と同等かそれ以上に猛烈に働いて今の地位を築いてきたと語っている。

 吉村知事は3年というリクルート勤務後は専業主婦という道を選んでおり、男女雇用機会均等法第1世代のような肩に力をはった、働き方をしたとは思えない。

 しかし、知事になってからは怖い顔をする。眉を太くかく、涙をみせない、と自らに課し、男社会を生き抜いてきた。「自分がこれほど、勇ましいと思わなかった」「鉄の女でありたい」とも話す。

 戦いであるのは現実だ。男性よりも乗り越えるハードルが高いのも事実だ。女性リーダーとして背負う責任は大きい。(山形支局長 杉浦美香)



http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120408-00000528-san-soci
※この記事の著作権は配信元に帰属します。



[ 2012/04/08 18:44 ] ◆ 教育ニュース | TB(0) | CM(0)
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