中学の技術科(技術・家庭科)の授業は学ぶ意義があるのか!
カテゴリー  [ 技術科の授業と「他者との相互作用」 ]

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技術科の授業と「他者との相互作用」

技術科の授業と「他者との相互作用」

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アメリカの心理学者アルフィ・コーン氏は、

著書「競争社会をこえて」の中で、次のように述べています。

競争的な学習より協力的な学習の方が効果的であると。

そして、競争は大人や教師らが子供たちに教えた結果として獲得すると。


ところで、一晩中考えて、練りに練って、作り上げた企画が、

翌日の会議で、すったもんだの末に、

驚くほど中味の濃いものに生まれ変わったという経験はありませんか。

学生、研究者であれば、ゼミ、学会、卒論、修論、博論・・・

技術者であれば、商品開発の過程で・・・


ようするに、他者との相互作用の産物として、

よりよい企画書に、論文に、商品になるというわけです。

決して、独りよがりの考えではないということです。


ここで、知っておいてもらいたいことがあります。


技術科の教師は、ものづくりを通して教育ができます。

決して、子供たちに行き当たりばったりで

ものづくりをさせてはいません。


ものづくりのプロセスには、「設計・計画」という局面があります。

技術科の授業もこれと全く同じです。

例え、製作するものが「本立て」であろうと、

必ず「設計・計画」という局面があります。

この局面で、先の見通しを立てさせながら、プランを練らせます。

結果として、プランは材料表、工程表、図面に反映されます。


そして、製作・実習という局面では、絶えず調整と修正を加えます。

もちろん、一人ではできません。

よりよいものに完成していくために、

グループの中で、互いに意見を出し合いながら、

討論し、協力し合いながら、

最初に自分が立てたプランに調整と修正を加え、

自分の考えたプランを再構成しながら、

完成に向かっていくわけです。


テレビでも取り上げられ認知度が高くなった

「ロボットコンテスト」もそうです。

派手なコンテスト光景に目が奪われますが、

コンテストに参加するまでのプロセスがまさに、

他者との相互作用です。協力的な学習の効果そのものです。


このようなプロセスを技術科の授業では体験できます。


この一つ一つの体験が積み重なっていくことで、

体験が経験化され、認識形成になっていきます。


もちろん、教師の手腕によりますが・・・

ここで、大事なのが、ものづくり教育に携わる技術科教師の姿勢です。


教える側が何を想定してものづくりをさせるかが大事です。

極端な言い方をすると、「本立て作りが上手になる」はNGです。


「技術科は無くても良い」と言われても反論できません。

「介護ロボットの設計」「エコカーの設計」ぐらいを想定すべきである。


つまり、技術科の教師は、日々の授業実践は、

将来の介護ロボットやエコカーの設計に繋がっているんだ

というぐらいの認識が必要であるということです。


子どもたちは、ものづくりが好きです。

すごく興味を示します。


だからこそ、ただ単なるものづくりにならないように気をつけたいものです。


前号で取り上げた、ものづくり学習ができる技術科だからこそ大事にしたい、

問う力「How」は、技術科の核となるものです。


そして、この「How」は、

他者との相互作用を通して練り上げられていきます。


ぼやきたくないですが、

くれぐれも子供たちの思考活動を停滞させないようにしましょう。

独りよがりのものづくりになりませんように・・・


でも大丈夫です。願いします。信じます。

全国で奮闘されている先生方の活躍を。


We say,we hope,we believe,yes,we can!




日本産業技術教育学会発行の「小学校からはじめる技術教育」には、

実際に小学校で技術教育に取り組んでいる実践例が紹介されています。

これは、文部科学省の研究開発学校の指定を受けて、

新教科「ものづくり科」としての実践例です。

ここで、注目したいのが、保護者へのアンケート集計結果です。

この「ものづくり科」という新教科の必要性について、

80%以上の保護者の方から「そう思う」「どちらかといえばそう思う」

という肯定的評価を得たということです。

中学校だけにある技術科は、やはり異例です・・・


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